ヤマセのCSR 地域産業支援 SUPPORTING REGIONAL INDUSTRIES

地域産業支援

ヤマセの所在地である岐阜県東濃地域は、昭和10年頃よりモザイクタイルの生産で栄えてきました。
この地域のモザイクタイルの歴史文化を紹介し、また最新のタイル製品に触れていただく場として
「モザイクタイルミュージアム」が2016年6月にオープンしました。
ミュージアムに展示されている歴史文化の貯蔵品収集に当たっては、ヤマセ会長を含む地元有志メンバーが20年にわたって全国を回りました。
その運びでヤマセ会長がミュージアムの館長を務める他、社長初めスタッフもボランティアとして運営のお手伝いをしています。

多治見市モザイクタイルミュージアム
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館長インタビュー

日本のタイル産業を
後世まで残したい。

多治見市モザイクタイルミュージアム館長
各務 寛治

多治見市モザイクタイルミュージアム館長 各務 寛治

モザイクタイルミュージアムは、タイルについての情報が何でも揃い、住まいの新たな価値や楽しさを生み出すミュージアムです。
ミュージアムとヤマセのある岐阜県多治見市笠原地域は高品質な土や水などの原料に恵まれ、 茶碗や様々な焼き物が盛んに作られていました。その歴史の過程の中で、原料採掘、坏土、釉薬、金型製造等、分業体制が整い、それぞれの分野を担う企業が笠原地域に集積・集約していったことがきっかけでタイル産業が栄えました。
1985年のプラザ合意や1990年代前半〜中半のバブル崩壊・建築ブームの終焉により、タイル産業が衰退する様子を間近で見てきた私は、「本来のタイルの魅力を後世へ継承する必要がある」と感じ始めました。タイル産業の中心地である笠原地域にタイル産業を残していく意識がなければ、日本のタイル産業自体なくなってしまう可能性があるからです。
私がヤマセの社長を務めていたとき、タイル関連業者が集まる商工会の産業振興委員長を務めており、関連する企業が協力して古いタイルを収集する取り組みを始めました。それがタイルミュージアム創立に繋がっています。

タイルミュージアムが2016年6月にオープンして数ヶ月経った今、なぜタイル産業は衰退しているのかわからないくらい、タイルのファンが多いのだと気付かされました。来館者からのタイルの評価が非常に高く、各社が販売する製品も展示している産業振興フロアでは、タイルを住居に導入したいという声が多く寄せられています。
これからのタイルは、「必要なものを」「必要な時に」「必用な分だけ」お客様に届けるシステムが必要になると思います。笠原地域の企業が切磋琢磨し、このタイルミュージアムが発信元となって、日本のタイル産業が発展していってほしいと願っています。

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