ヤマセのCSR
環境への取り組み
ENVIRONMENTAL ACTIVITIES

環境への取り組み

黒雲母のセシウム吸着特性の研究

土壌を汚染する放射性セシウムという物質が問題になっています。
これらが田畑を汚染し農作物を放射能汚染するからです。
ヤマセでは当社で取り扱う粘土鉱物がこのセシウムを強く吸着することに着目し、研究各機関と共にセシウムの吸着に役立てないかと調査をしています。
そのなかで当地域から産出される花崗岩に含まれる黒雲母という鉱物が、セシウム吸着に有効であることを確認し、今年は東北地域の有機栽培農家の稲作水田における除染の協力を開始しました。
ヤマセが使用する原料に粉砕等の加工をして稲作農家に材料を無償提供しています。
現在は試験段階ですが、今後効果が実証されれば協力を拡大して行く予定です。

焼かないタイルを開発

陶磁器の製造では1200℃以上の高温で焼成を行いますが、その際CO2ガスが発生します。CO2ガスはオゾン層を破壊するなど環境への影響が懸念されている物質です。
ヤマセではこの20年「焼かないタイル」の開発をしています。その成果として「CO2ガスを吸収して固めるタイル」を開発しました。この研究の成果に「湿度の調整」「臭いの吸着」といった機能を加えました。ここでは世界中の鉱物の中から効果の高い原料を厳選して使っています。
環境を考えたインテリア調湿タイルとして販売しています。

廃陶磁器の再利用

廃棄された陶磁器を全国から回収し、弊社工場内で粉砕を行った上で、タイル用の原料として再利用しています。
通常、廃棄される陶器やタイルは不燃ごみとして埋立地へ送られますが、弊社でタイル原料に再利用することで、廃棄物軽減に貢献しています。
廃棄される陶磁器の他、ガラスや研磨剤などの製造から排出される廃棄物を再利用するなどの研究を重ね、現在は使用する原材料の1/6程度をリサイクル材料に置き換えるまでになりました。
今後も更にリサイクルの研究に取り組み、社会環境の改善に貢献したいと考えています。

お問い合わせ

見積もり・資料請求・開発相談など
お気軽にお問い合わせください!

お電話でのお問い合わせ

0572-43-2185

メールでのお問い合わせ